おいしくるメロンパン【命日】歌詞解釈！思い出せないのは風邪のせい？友達の命日に込められた思いが切ない

「瞼弛まないうち」というのは、主人公の目が覚めている間ということ。

「自分が眠るまでのわずかな時間でもいいから」という切実な願いが描かれていますね。

「空が歪む」という表現が、亡くなった友達が戻ってくることがそれほど非現実的だということを物語ります。

「この冬が終わらないうちは」と言っているのは「この冬が終わる頃には立ち直って見せるから」という気持ちの表れでしょうか。

風邪はそんなに長く続くものでもありませんし、熱だってそうでしょう。

このことから主人公を苦しめていた病は、友達の死から立ち直れていない様子を表したものだったのではと感じさせられます。

大切な人を失った苦しみというのは、ときとして病気よりも苦しいものですね。

今回はおいしくるメロンパンの「命日」を紹介しました。

描かれていたのは大切な人を失ったときの苦しみ。

そして空から降る雨や雪にその面影を重ねる主人公の姿でした。

MVでは、亡くなった友達が金魚であるかのように描かれていましたが、それも結局は受け取り手次第。

バンドのメンバーにしても、楽曲がどう伝わるかは聴き手に委ねたいという感覚が強いのではないでしょうか。

文字で表現される小説はイメージを膨らませて楽しむもの。

音楽だって単体なら映像はないので同じ話。

そう考えると、世界観を大事にしている彼らの楽曲がより魅力的に見えてきます。

おいしくるメロンパンが好きだという方にオススメのアーティストはシナリオアート。

このバンドも聴き手が入り込めるような、世界観を大事にした楽曲が素敵ですよ。

是非記事を覗いてみてください！