HYDE【MAD QUALIA】歌詞の意味を徹底解説！「醒めない悪夢」が指すものとは？和訳付きで紹介

狂気から逃げ回る僕の心の内があかされているパートです。

彼が抜け出したいと望んでいるものたちは、すべて狂気のことです。

様々な言葉を使って表現されていますが、その願いはたった1つだけというわけです。

前半から中盤にかけて、狂気に対する強気な姿勢を見せてきた僕。

それでもなかなか振り払えないことに対し、焦りを感じているようです。

その気持ちがにじみ出ている部分だといえるでしょう。

最後のサビです。歌詞は1番のサビと変わりありません。

変わらず狂気を抑えようと一緒に堕ちていく僕ですが、そこには諦めの色が見えます。

狂気に打ち勝つために様々な手段を選んできた僕でしたが、結果は惨敗。

これ以上どうしたら良いのかわからない、そんな絶望的な気持ち。

2番のサビのように強気な姿勢はもうそこになく、あるのはただ堕ちていく僕の存在だけ。

最後まで悪夢が醒めることのなかった、何とも切ないバッドエンドです。

最初から最後まで反発し続けた僕と狂気。

ときに静かなまま、ときに激しく、両者は互いから解放されようともがき続けました。

しかしその願いは虚しく、叶うことがありません。

僕は内に秘めた狂気から解放されることなく、今日もまたもがき続けているのです。

これは、生きていれば誰しも経験することです。

そしてそれはときに、「葛藤」という名でわたしたちの前に姿を現すでしょう。

いざその葛藤に対峙したとき、あなたならどうするでしょうか。

そんなことを考えながら歌詞を読むと、よりディープな楽しみ方ができるかもしれません。

あの有名なドラマー、YOSHIKIさんとのコラボ曲について紹介しています。

日本をテーマに作られたハイクオリティなMVを取り上げたこちらの記事。

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