彼女が扉を出てしばらくして、やっぱり気になって窓から外を見下ろした主人公。

彼女が涙にぬれ、どこかおぼつかない足取りで遠ざかっていくのが見えました。

飲まずにはいられず、バーボンをあおり、小声で「あばよ」なんて呟いてみると、彼女が出て行った事実が彼の胸を一層切なくさせるのです。

別にふざけて困らせた訳じゃない 愛というのに照れてただけだよ

出典: http://j-lyric.net/artist/a000aa6/l000d05.html

「私のこと好き?」そんな風に何度も愛の言葉を確かめようとした彼女に、いつもふざけて返してしまっていた主人公。

本気にならないようなあやふやな態度が、彼女を泣かせていたことくらい、知らなかったわけではないのです。

だけど照れくさくて、心の底から好きな気持ちを伝えきれなかった。

そんな後悔を、バーボンで流し込む夜です。

夜というのに派手なレコードかけて 朝までふざけよう ワンマンショーで

出典: http://j-lyric.net/artist/a000aa6/l000d05.html

飲んで踊らなければ涙が出そうだから、お気に入りのレコードをかけます。

70年代の“派手なレコード”といえば、グラムロックでしょうか?

ふざけて一張羅の白いスーツなんて着て、彼女が褒めてくれたハットもかぶって、たったひとりで歌い踊るのです。

終わりに

いかがでしたか?

当時、世の女性たちを残らずメロメロにしたジュリーの、別れの歌。

別れの時ですら色っぽく、涙ぼくろに涙が生える1曲です。

ではまた次回!

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