彼に心を奪われたと思っていた主人公。

しかし実際は、彼が主人公に対して何かをしたわけではありませんでした。

夢に出てきた彼を意識するようになった主人公。

主人公がいつの間にか、彼に対して想いを募らせ、もっと振り向いてもらいたいと思うようになった。

彼女はやっとそのことに自覚的になったようです。

どうにか彼の心を奪いたい。

主人公が無意識に思っていたことに対して、意識的になっていく様子が窺えます。

あまり普段から話さない男の子なのに、そんな彼に対して特別な感情を抱く。

学生ならではの初々しい恋愛を的確に描いた歌詞だといえるでしょう。

「メランコリック」の意味

そういう時期なの
おぼれたいのいとしの
メランコリー

出典: メランコリック/作詞:Junky 作曲:Junky

この楽曲のタイトルが「メランコリック」である理由がここで顕著に表れています。

憂鬱というと、どこかマイナスでネガティヴなイメージを受ける言葉です。

しかし、彼女にとってはそんな憂鬱が楽しいのでしょう。

そのことがこの楽曲の最後の歌詞パートから伝わります。

その憂鬱は、まさに恋の憂鬱

ああじゃない、こうじゃないと悪戦苦闘する、片思いの日々は、両思いになってからは味わえないものです。

彼女はそんな恋の醍醐味に気づいて、そんなモヤモヤを楽しめるようになってきたのかもしれません。

どこか素っ気ない様子の彼。

そんな彼に対して、勝手に振り回される主人公の恋模様が表されています。

そんな甘い憂鬱を味わえるのは今の期間しかない。

だからこそ、この感覚をもっと味わっていたいと思っているのでしょう。

そんな心の声が聞こえてくるようなラストです。

思春期の女の子ならではの世界観をとても的確に表現した歌詞

「メランコリック」で描かれていたのはJunkyならではの、憂鬱をテーマとした恋愛でした。

まとめ

【メランコリック/Junky feat. 鏡音リン】歌詞の意味を解釈!素直になれない心情を紐解く!の画像

今回はJunkyの「メランコリック」をご紹介してきました。

Junkyの代表曲ともいえる、「メランコリック」。

その憂鬱が表している意味を、この記事を読んでいただいたことで理解いただけたのではないでしょうか。

このサイトでは他にもたくさんのアーティストの情報をご紹介しています。

J-POPにおける恋愛ソングの代表格といえば、aikoです。

「メランコリック」で描かれているような、恋愛に関する楽曲が聞きたい方。

是非、以下の記事をご覧になってみてください。

2001年に発表されたaikoのメジャー3枚目のアルバム「夏服」。その隠しトラックとしてアルバム表題曲である「夏服」が収録されています。弾き語りの音楽に乗せて歌われるのはせつない恋心。歌詞に秘められた想いを解説いたします。

男女問わず絶大な支持を誇るシンガーソングライター・aiko。「青空」はそんな彼女が描く、切ない恋の物語です。aikoはどんな思いをこの歌に込めたのでしょうか。心をぎゅっと締め付けられる。明るい曲調とは真逆の歌詞にご注目ください。

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