ゲスの極み乙女。とは違う川谷絵音さんの魅力が満載のindigo la End

ゲスの極み乙女。のボーカル川谷絵音さんがボーカルを務めるもう一つのバンドindigo la End

ゲスの極み乙女。では皮肉めいた曲のタイトルや歌詞が注目されますが、indigo la Endは雰囲気が全く違います。

心情を丁寧に描写した歌詞や繊細なアレンジが特徴の一つです。

【見せかけのラブソング/indigo la End】〇〇で歌う川谷絵音にどんな意味が?MV&歌詞解釈の画像

こだわりのMVに注目

シングル曲のみMVを作るアーティストも多い中、indigo la Endシングルやタイアップ曲でなくてもMVを作っています。

曲の世界観を補完する要素として、MVを重要視しているのでしょう。

そのこだわりは一度MVを観ればわかります。

indigo la EndのMVは、曲のイメージを体現する女性が出演していることが多いです。

歌詞に出てくる男女を、その女性と川谷絵音さんが演じていることもあります。

MVを撮る監督は別にいるものの、MVの世界観や演出に付いては川谷絵音さんのこだわりが感じられます。

「見せかけのラブソング」とは

アルバム「Crying End Roll」収録曲

【見せかけのラブソング/indigo la End】〇〇で歌う川谷絵音にどんな意味が?MV&歌詞解釈の画像

今回ご紹介する「見せかけのラブソング」は2017年発売の4枚目のアルバム「Crying End Roll」に収録されています。

indigo la Endは、初期は正統派なポップソングがメインでした。

しかし、最近ではシティーポップのテイストに変わってきました。

この「見せかけのラブソング」もシティーポップの要素を含んだ洗練されたサウンドでとても聴きやすい曲です。

タイトルからすでに意味深ですが、歌詞をよく読むとあまり爽やかな内容とは言えません。

そのギャップが魅力的な曲となっています。

MV監督、出演女優は?

「見せかけのラブソング」のMV監督は、CM・映像ディレクターのいえなつきさんです。

過去にはかせきさいだぁの「CIDERが止まらない」や湯川潮音さんの「ツバメの唄」のMVも担当しました。

出演は、BS系ドラマ「ごめん、愛してる」の古沢塔子役などで知られる大西礼芳(おおにし あやか)さんです。

鳥かごの中で歌う川谷絵音

それではMVの内容を、歌詞を照らし合わせながらみていきましょう。

文鳥を飼う女性が主人公

MVは、女性が住む部屋の鳥かごの中にいる文鳥のアップから始まります。

この文鳥を飼っている主人公は、一人暮らしをしている女性。

テーブルに突っ伏したりスマホを見つめたあと険しい顔をしたりと、思い悩んでいる様子です。

そのあと、46秒ごろに川谷絵音さんが登場しますが、川谷絵音さんも鳥かごの中で歌っています。

こちらの鳥かごは外にあるようなのですが、この時点ではどこにあるのかははっきり映しません。

あとからわかることですが、川谷絵音さんが入っている鳥かごは、この女性が住むアパートの屋上にあります。

バースデーケーキが
あまり美味しくなかった
そんなこと思い出すの私だけ

出典: 見せかけのラブソング/作詞:川谷絵音 作曲:川谷絵音