内秘心書とは...?

「内秘心書/ONE OK ROCK」の歌詞和訳に隠された意味とは…?!デビュー曲のPVはこちら♪の画像

2007年4月25日にリリースされたONE OK ROCKメジャーデビューシングル

2007年11月21日にリリースされたファーストアルバムゼイタクビョウ』にも収録されている。

週間オリコンランキング最高位は48位。現在までに9回ランクインしている。

この曲はライブのエンディングとして歌われることが多い。

当時のメンバーは?

この曲から当時、音楽専門学校へ通っていたドラムTomoyaがバンドへ加入し現在のメンバーが全員揃う形となった。(2006年7月に前任のドラマーが脱退)

メンバー

Vo.:Taka

MainGt.:Alex

2ndGt.&SubVo.:Toru

Ba.:Ryota

和訳の意味とは?

英語詞部分の和訳は?

まずは英語詞部分の和訳をしてみよう。

最後の一文が入れ替わっているだけで他も同じ内容のため 今回は最後の大サビの部分和訳していくとしよう。

(通常のサビでは「I just keep it inside keep it inside 」と「I got something to hide something to hide」の2つが繰り返されている)

I just keep it inside keep it inside この世の中だから
I got something to hide something to hide 怯える毎日で
I just keep it inside keep it inside かかわりたくもない
I got something to hide, but never put it aside 気づいてこの気持ち

出典: http://j-lyric.net/artist/a04cc4b/l00a498.html

和訳した言葉と入れ替えると

ボクの気持ちを心の中にしまうんだ この世の中だから 

心に隠したままのほうが楽なんだ 怯える毎日で 

ボクの気持ちを心の中にしまうんだ かかわりたくもない 

心に隠してきたけれど置き去りにはしない 気づいてこの気持ち」

このようになる。

注目する点は?

この歌詞部分を見ていくうえで注目したのは同じ文章の中に『keep it inside』という言葉が2つ入っている、『something to hide』も2つ入っている点だ。

それぞれ1つで意味は通るのだが2つ入っていることでより強調されていることに意味があるのかもしれない。

「心の中にしまう」というように和訳をした部分をもっとニュアンス的に和訳をすると「心の奥の奥にしまっておく」となり、深読みをして読み解いていくとしたら「自分から表立って発することもなければ、聞かれたからといって簡単にそのことには答えないよ」といった気持ちが込められているのではないだろうか。

「心に隠してきたけれど置き去りにはしない」と和訳した部分も深読みをして読み解いていくとしたら「ここまで心の奥に閉ざしてきたけれど決して無かったことにはしないし、これからもボクに一緒についてくるものなんだ」という読み取り方ができるのではないだろうか。

メロ部分の解釈は?

犯した罪の数が 寂しさを物語ってんだよ
そしたら大人はソレ見て 全てを悪く言うんだろ?
言えない見えない見たくもなくない? だから飛べるはずない
しょうがないっちゃしょうがないけど 本当はそうじゃない

分かったようなフリで近づく金の亡者
ツメを伸ばしたウソ書き人 こんな時代だから…

出典: http://j-lyric.net/artist/a04cc4b/l00a498.html

オープニングから『犯した罪の数が~』とは非常に重い歌詞だが当時20歳前の彼らが感じた世の中の生きにくさ、彼らから同世代、学生へ向けたメッセージ、ひいては大人たちへの心からの訴えでもあるのではないかと推測する。

当時、その頃からいじめによる事件が多く報道されるようになってきた。

若者の気持ちが理解できる彼らだからこそ、事実しか見ない大人へもっと子どもたちの気持ちを知ってほしい、そうせざるを得なくなってしまった彼らの気持ちは決して100%「悪」ではないことを訴えているように感じる。

さらに当時は詐欺事件も2007年に入ってから多かったことから『金の亡者』という言葉が使われたのではないだろうか。

『ツメを伸ばしたウソ書き人 こんな時代だから』とはネット社会として社会的にいわれ始めた当時、嘘だろうと事実だろうとネットに投稿されることは今以上に多かった。

Taka自身の過去のことにもリンクしてる?

Takaが過去にジャニーズ事務所に所属していたことは広く知られているが、この曲にはそれをあまり触れられたくないという気持ちも込められているような英語詞になっているとも推測できる。

当時のことについて、あることないこと書かれてしまうかもしれないというちょっとした不安も込められているようにも感じることができる。