3部作のラストを飾る「Story」
4人組バンド・MONKEY MAJIKの3部作と言えば、2007年にリリースされた「Picture Perfect」・「卒業、そして未来へ。」・「Change」のコラボ3部作が有名です。
この3部作は、3ヶ月連続で他のアーティストとのコラボ曲をリリースするという取り組みが話題になりました。
この取り組みから5年。
2012年から2013年にかけてリリースされた3つのシングルもMONKEY MAJIKのシングル3部作として知られています。
今回ご紹介する「Story」は、シングル3部作のラストを飾る曲。
一体どのような曲なのでしょうか?早速見ていきましょう!
シングル3部作って?
MONKEY MAJIKシングル3部作の第一弾は2012年12月にリリースされた「A Christmas Song」です。
東日本大震災から1年を経て「震災前のような気持ちで記念日を過ごして欲しい」という想いを込めて作られ、小田和正さんと共に歌われました。
3部作第二弾は2013年2月にリリースされた「If」。
「卒業」と「別れ」をテーマに作られたこの曲は、幸せを追い求める姿を描いた曲でもあります。
そこから歩き出すために一歩を踏み出し、再生していく姿を描いた楽曲が3部作第三弾の「Story」なのです。
「If」と「Story」はCDのジャケットも連動。
並べると表は男女が向き合う絵に、裏は手を繋ごうとする絵になっているんですよ。
曲のテーマは「始まり」と「物語」
2013年6月にリリースされた「Story」。
テーマは「始まり」と「物語」だと言われています。
前作「If」では幸せを追究して足掻いてきましたが「Story」では始めの一歩を踏み出すことになるのです。
また「Story」の意味は「物語」。特におとぎ話の世界観が反映された歌詞は、聴く人を魅惑的な世界へ誘いこみます。
アルバム『DNA』には「Story」含むシングル3部作が収録。
ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。
まるで映画みたいなフルMV「Story」
この動画は2013年5月に公開された「Story」のフルMVです。
MONKEY MAJIKの演奏とドラマ部分の2パートが交互に映し出される内容となっています。
演奏シーンでは、メンバーが気負うことなく自然体で演奏している姿が、見ていて心地よいですね。
ドラマパートでは、水道から水が勝手に出たり、時が止まったり……という不思議な場面があります。
ここで描かれているのは何気ない日常の中に顔をのぞかせる「奇跡」。
いろいろな困難を経験する人生の中で、音楽が引き起こす奇跡。
どこかで私たちも体験しているのかもしれません。
Wタイアップが付いた「Story」
「Story」は2つのタイアップが付いたことでも、世間に広く知られることになりました。
1つは上記の動画でもご紹介しているアイフルホームのテレビCM「積み木」篇です。
松下奈緒さんの笑顔とともに、家の温かさが伝わるCMを演出していますね。
もう1つのタイアップはau PERFECT SYNC.キャンペーンです。
こちらは2013年に行われたキャンペーン。
専用アプリ・ODOROKIをダウンロードして指定のサイトにアクセスすると、自身のスマホから流れる音色と「Story」のハーモニーを楽しめるという内容でした。