いかに伝わりやすくするかというのはサビ部分にも大きく出ています。
四季版のサビ部分の歌詞をごらんください。
海こそ 最高
悪いこと言わないよ 信じて
汗水ながして はたらきたいのかい
海の中は天国さ
アンダーザシー
出典: Under The Sea/作詞:Howard Ashman 作曲:Alan Menken
旧訳版では「Under The Sea」の音に「すばらしい」をあてていました。
しかしここでは「海こそ」「最高」と響きとしてはまったく違うものになっています。
それでもセバスチャンの伝えたいことは一番分かりやすいように思います。
2度めのサビ部分も少し見てみます。
アンダーザシー(素晴らしい)
アンダーザシー(素晴らしい)
人間はお魚が大好き
(アンダーザシー)
出典: Under The Sea/作詞:Howard Ashman 作曲:Alan Menken
ここで旧訳版で発明された「Under The Sea」=「すばらしい」が出てきます。
コーラス部分で「素晴らしい」が使用されています。
3つの日本語詞を比較して
劇場公開時の旧訳版、リバイバル時の新訳版、ミュージカルの四季版の3つについて整理します。
一番英語の詞に近いのは新訳版だと思います。
旧訳版は日本人の感性に合わせているのか、ひたすらポジティブに訳しています。
また四季版は舞台で上演して伝わりやすい音をできるだけ選んでいます。
英語詞で見て理解できるのが一番理想的なのかもしれません。
それでも日本語の詞として3種類も味わうことができるなんて幸せだなと思います。
それぞれの歌詞のいいところを楽しめれば最高ですね!
まとめ
OTOKAKEにはディズニー作品の記事もたくさんあります。
併せてお楽しみください。
「アナと雪の女王」の「レット・イット・ゴー」の記事がこちらです。
【レット・イット・ゴー~ありのままで~/松たか子】海外の反応は?!英語版と歌詞の意味を比較してみた! - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
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