たとえば君が、この先真実を見失ったのなら。
こんな僕にも許しを与えてくれるのならば、喜んで受容れよう。
なぜなら過去の過ちは、すでに2人の記憶にはないはずだからです。
独りよがりの「欲望」は、何の意味も為さない。
苦悩の末、経験したことのない初めての「涙」を流す主人公。
太陽の光が反射し、その面差しにはゆっくりと涙がこぼれだすのです。
古い記憶がポロポロと、流れ落ちていきます。
涙を「破片」と訴えかける様が、なんとも「尾崎豊」らしい演出ではないでしょうか?
「太陽」の光とは?
昨晩 眠れずに
昨晩 眠れずに
出典: 太陽の破片/作詞:尾崎豊 作曲:尾崎豊
眠れないわけではありません。
現実を受容れられず、夢うつつといったところでしょうか。
それほど心は昂っているのでしょう。
もしかすると、現実逃避をただ繰り返しているだけなのかもしれません。
愛する人から、心を掻き乱されていることだけはゆるぎないのです。
「太陽の子ども」となり、「光」を分かち与えられる存在になりたい。
毎夜、願う想いは尽きるはずはありません。
そうして今夜も眠りにつくのでしょう...。
おしまいに
今や神と崇められる、「尾崎豊」。
どストレートなフレーズとは反し、抽象的な引用で描写されている楽曲といえるでしょう。
成就しない恋愛に触れている、「太陽の破片」。
混沌とした現代社会にも通ずる、メッセージだったのではないでしょうか?
「人を愛する」ことに、正解はないのです!と解釈は締め括ります。
それでは皆さん、「太陽の子ども」となり「愛する人」へ光を注いでみませんか。
幅広い年代層からカリスマと、時代をまたぎ続ける尾崎豊。
その所以を位置づける楽曲は数多あります。
若者の疑問に全て答える、「路上のルール」。
傾向と対策かのような楽曲は、下記のリンク先でご覧になってください。
【尾崎豊/路上のルール】歌詞の意味を徹底考察!本当に求めているものって?笑顔を捜す理由を読み解く - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
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尾崎豊のデビューアルバム、『十七歳の地図』。
誰もがご存知のシングル曲、「15の夜」と同時リリースされています。
どの楽曲も、「尾崎」を代表する名曲ぞろいのアルバムなのです。
若くして若者の象徴となった所以を、ぜひ下記のリンク先でご覧になってください。
「十七歳の地図」は尾崎豊の初PVが作られた楽曲!強く生きる意志を描いた歌詞を解説!同名アルバム収録曲 - 音楽メディアOTOKAKE(オトカケ)
尾崎豊の「十七歳の地図」は、同名のデビューアルバムからシングルカットされました。このアルバムは収録曲が超豪華でクラクラします。尾崎豊のエピソードにもクラクラします。
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