ここも2番サビの続きの部分ですね。
ここに来て「鏡花水月」を思わせる歌詞が出てきました。
水に映る月には触れることはできません。
同じように彼女の細い指先にももう触れることはできないんです。
「夢のまにまに」というフレーズは「夢花火」からのものですね。
何度も花火を見に行くのは?
また何度も また何度でも
あの花火を観に行くんだ
僕はまだ
君が好きだよ
ねぇ
出典: 鏡花水月/作詞:まふまふ 作曲:まふまふ
ここからCメロに入っていきます。
彼女を失った今でも、主人公は2人で見に行ったあの花火を見に行っていたのでしょう。
それは彼女のことが忘れられないからでしょうか。
あの場所に行けばまた彼女に会えるかもしれないからでしょうか?
夢花火 灯れ
赤白黄色
僕とあの子の間で
目を塞いできたその全て
今 思い出させて
出典: 鏡花水月/作詞:まふまふ 作曲:まふまふ
「夢花火」のサビの一節から始まるラストのサビです。
主人公が彼女を失った後も花火を見に行き続けたのは、彼女が忘れられないからではありません。
それは彼女を忘れないためだったのです。
一時はその辛い思い出から目を逸らそうともしました。
でも彼女との日々は決して忘れてはいけない。
主人公の中で、その辛い記憶は生きる糧へと昇華されたのではないでしょうか。
「君との思い出がいつでも僕を支えてくれる」
そんな主人公の声が聞こえてくるような気がしませんか?
時を経て変わったのは
今回はまふまふの「鏡花水月」を紹介しました。
名曲「夢花火」から月日は経った今も、主人公は変わらず彼女を想い続けていましたね。
でも一つだけ大きく変わったのは彼女を忘れられないことを前向きに捉えられるようになったことです。
彼女の死を乗り越えて強く成長した主人公の姿は胸に沁みるものがありますね。
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